明朝体
昨日、山手線に乗っていましたら車内アナウンスから聞き慣れない
響きが聞こえて来て私だけでなく周りの乗客も、その違和感に一瞬同時に反応
したのでした。
『次は高輪ゲートウェイ、高輪ゲートウェイ』
そうです。
山手線のおよそ半世紀ぶりとなる新駅が、この日開通となったのでした。
夕方だったので駅のライトが点灯していました。ライトの色が暖色系で好感でした。
駅のホームではさっそく皆さんスマホを構えての撮影会が行われていました。
山手線の駅名表示は全駅ゴシック体ですが、
新駅である高輪ゲートウェイ駅の看板は明朝体だそうです。
書体には性格がありますよね。
書体のもつイメージによって伝えたいメッセージの雰囲気が全く変わるので
おもしろいですし、広告デザインにおいても書体選びは物凄く重要です。
明朝体、楷書体、ゴシック体…。種類も沢山あります。
書体によって感情表現もできるので書体はまるで生き物。キャラクターのようです。
高輪ゲートウェイは明朝体。
明朝体は落ち着いた、日本的なイメージと高級感がある書体だと
個人的には捉えています。
きっと高輪という街のイメージに思いを寄せて駅名の書体を
明朝体にしたのかもしれませんね。
皆さんは高輪ゲートウェイの駅看板からどんなイメージを
受け取りますでしょうか。
三條直人
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